祖母の裁縫箱か、母のだったろうか...うっすらとした記憶
それは、少し大きめでカバ−は付いていなかったが
子どもの私にはとても魅力的に見えた
裁縫箱は危険なものが入っているので
我が家では子どもが勝手に開けることが禁じられていた
この年になって、また出会えるとは思っていなかったので
見つけた時は、オォ〜!と声が出た
記憶の中の糸巻きの三分の一ほどのコンパクトサイズだが
胡麻竹をくり抜いた中には小さな小さな和鋏と針も入っており
象牙を貼った蓋部分のデザインも粋な感じだ
手仕事のある裁縫道具は何とも魅力的